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アンカー 1

2023

アクトミオシン(お肉)

1. L-histidine inhibits the heat-induced gelation of actomyosin in a low ionic strength solution,

​ Y. Kubono, S. Fujii, J.-I. Wakamatsu, H. Kumura, T. Hayakawa​*Animal Science Journal, 94, e13825, (2023)

 
 H大所属の頃の共同研究の成果。きっかけは、H大N学部→R​G大→H大K学部と遠回りをして僕のところへやってきたメール。窪野君は吹雪のなかN学部からK学部まで毎週一回重いカゴを持って実験にやってきた。実験の合間にレオロジーの個人講義をしたりデータの解釈について議論したり、彼とは楽しく過ごした。なんだかんだ実験に付き合う余裕があって、アクトミオシンの​熱誘起ゲル化挙動についてレオロジー計測のお手伝いをした論文。メールを回してくれたR​G大のK先生にはその後も色々と情報をいただいたり、とてもよくしてもらっていて嬉しい限りである。H大とも継続して共同研究ができれば嬉しい。
 
牛乳ゲル
2. Image analysis techniques to characterize the early stages of the glucono-δ-lactone-induced gelation of milk, 

 

 K. Sekiguchi, M. Tanimoto, S. Fujii*, Gels, ​9, 202, (2023)

 牛乳の酸ゲルについて、画像解析でどこまで調べられるのかを試したベンチマーク的論文。2021年のレンネットゲル論文と似た手法だけどこの論文ではPIVに加えてDVA, DDMも試した。2022年の時点で論文化していたけど、紆余曲折があり世に出すまで時間がかかった。
PIVとDVA/DDMは相補的に情報を補える。レオロジーだけでは構造情報についてわからないけど、その情報を補いつつダイナミクスの情報も得られるのがメリット。マイクロレオロジー的ではある。新しい情報を獲得できるようになるにはまだまだで、画像解析としてももう一歩進展が欲しい、という論文。

餡子

3. Spatio-Temporal Imaging of Adzuki Bean Paste Yielding under Oscillatory Shear,​    

 

​   R. Tanaka, S. Fujii*, 準備中 (2023)

液晶​

4. Oscillatory shear-induced slow dynamics in cholesteric blue phase I,

 S. Fujii*, Y. Myo, 準備中 (2023)

綿菓子

5. Gelatin Cotton Candy: A model study to create functional fiber foods,

  ​ M. Kokubo, T. Shimizu, T. Masu, S. Fujii*, (2023)

解説記事

コレステリックブルー相Iにおける欠陥とレオロジー,

 藤井修治, 液晶学会誌, (2023)

2022

ミセル

1. A Study on the Condition of No Shear-Induced Structure Generation in Wormlike Micelle Solutions,

 K. Saito, Y. Aoyama, Y. Sato, T. Takahashi​*, S. Fujii, J. Soc. Rheol. Jpn., 50, 235-243, (2022)​ 

 高橋先生に声をかけてもらって始まった研究。前々職で装置が無い頃、自由に使わせてくれるのは本当にありがたかった。夜通し実験させてもらっていたが、迷惑ではなかっただろうか。なぜか冬の思い出が多く、大雪で実験棟に入れなくなったり、雪に埋まった車を発掘したり、キーを温めて鍵穴の氷を少しづつ溶かしてドアを開けたり。機械系の学生とも楽しく実験できた思い出。この論文が採択された頃、学会はオンラインで、懇親会もオンラインだった。オンライン懇親会の幹事を担当した。

2021

液晶
1. Shear-enhanced elasticity ​in the cubic blue phase I, 


    S. Fujii*, O. Henrich, Phys. Rev. E 103 052704, (2021)

 国際会議で会ったOliverに声をかけて共著になった論文。第1稿をOliverに渡してから中断もありつつ随分と時間をかけて推敲した。2019年はSkypeで話していたような気もするが、いつの間にかZoomの時代になっていた。論文の打ち合わせでお互いの家族の近況報告やコロナの話をした結果、会ったことはないがそれぞれの家族に詳しくなった。実際にOliverと会ったのは一度きりである。同じ家族構成で、大学までの通勤時間もほぼ同じである。


牛乳ゲル
2. Detection of meso-scale heterogeneity visualized in the rennet-induced gelation process via image analysis technique,


​    
Y. Koyama, M. Tanimoto, S. Fujii*, Milk Science. 70(3), 107, (2021)

 

 谷本先生から頂いた突然のメールで始まった共同研究。4月中旬ごろに予定していた引越しの相次ぐ延期で、8月下旬にようやく機材を持ってくることができた。多分実験を開始できたのが9月下旬。異動して初めての論文。谷本先生とのお付き合いの始まり。谷本先生にはわざわざ板倉まで来ていただいて、デモンストレーション実験を見せてもらったり、いろいろな人を紹介してもらったり、お世話になっている。

3. Quantification of the rennet-induced gelation kinetics using image analysis method,

   
​Y. Koyama, M. Tanimoto, S. Fujii*, Milk Science. 70(3), 118, (2021)


​ 牛乳の画像解析第2弾。とある助成金に申請しようと思い、そのためにはこの論文をこの雑誌に投稿し掲載までもって行かなければと意気込んだ論文。その後、なぜかその助成金には申請していない。

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